768: 1/2 04/08/22 02:27 ID:/JT0wFZ2
自分がまだ高校生だった頃の話。
細々と自営業を営む我が家に
近所のオヤジがやってきた。
このオヤジは別に買い物もないくせに
毎日のようにうちにやって来ては、
店先でぐだぐだどうでもいいことを喋っていくので
家族はすごく苦手にしていたけど
「一応お客だから無碍には出来ないし…」と
主にうちの母親が話相手になっていた。

オヤジはDQN校に通う娘が
わりと勉強出来ることをやたらと自慢してて、
その話ばかり。
「それがさぁ、うちのアレは英語が得意でさぁ、
 こないだ中間テストだか何だかあったんだけど、
 90点くらい取っちまったんだわ~」
みたいなのを延々と。

そしてまた執拗にわたしの成績を尋ねてきて、
「ところでアンタんトコの娘さんは○女(一応県では進学校)じゃ
 何番くらいにいんの?奥さんは高校行ってないよね。
 旦那は△商だったっけか?今時ねぇ、
 米屋でもある程度学がないと大変だからねぇ。
 娘さんに期待でしょう。
 でもねぇあんまりレベル高いとこに無理して入っても、
 ついてくのだけで精一杯って子供もいっぱいいるらしいからねぇ…」
とかいかにも馬鹿にした風に言ってるとこに
私が帰宅。
769: 2/2 04/08/22 02:28 ID:/JT0wFZ2
そして店に入ってくるやプリントを広げて
「お母さん見て見て!模試の結果出たんだけど
 学年で三教科一位、五教科一位で
 総合一位だったよ~!やったぁ!!」
オヤジポカーン。

「・・・・・・は?一位、って、何?一位?学年で…?」
「そうだよ!」と自信満々に答えるわたし。
苦笑いの母親。

「でもま、勉強だけ出来てもしょうがないわな…
 これからの時代はな…」とか
モゴモゴと呟きながら
オヤジはそそくさと帰っていったとさ。

以来店にあまり来なくなり、
来てもソッチ系の話題は絶対出さないようになったとか。


こんなのすっかり忘れてたんだけど、
この間帰省した時に母親がしみじみと語ってくれたよ。
「あの時はあんたのこと
 『そういうのを人前でベラベラ言っちゃダメだよ!』
 って怒ったけど、本当は凄くすっきりしたのよ」ってさ。

すでに夕飯の麻婆豆腐は出来てたのに、
わざわざ散らし寿司も作ってくれたらしいw

分不相応な大学を志望してしまった娘のため、
たっかいお金払って塾に通わせてくれた母。
今その志望大でそれこそついてくのに精一杯だけどw
ほんとに感謝してる。

夏休みにバイトして貯めたお金で、来月、
ドッキリで沖縄旅行をプレゼントしようと計画中してます。

あーなんか余計なことも書いちゃったよ。長文ごめんなさい。


引用元:http://kazokuchannel.doorblog.jp/archives/59271706.html

オヤジ「あんまりレベル高い高校に無理して入ってもねぇ…」私「ただいまー。総合一位だったよ~!」オヤジ「…は?一位ってなに?」